※この記事は2022年1月に作成し、記載情報を2024年6月の最新のものへ更新しています。
こんにちは!私は2人の子を持つママです。
二人目の出産時に、さい帯血を民間バンク「ステムセル」に保管し4年が経過しました。
ありがたいことに当サイトの臍帯血に関する記事が人気でして、訪問した方のお役に立てればと思い少し重い腰を上げて笑、4年経過しての体験談をガチレビューをしていきます!
結論から言うと
- 出産時にしかとれない臍帯血は公的に他社へ提供する方法と、自分の家族用に保管できる民間バンクがある
- 決め手・メリットは子どもが重い病気になった時の備えとして、上の子にも使える可能性があったから
- 申し込みは出産前までで、金額は保存年数によって違う
- 出産の時は臍帯血に伴う痛みはなく、へその緒ももらえた
- 高い買い物なので、まずは資料請求をして検討・相談して納得することが大事
です。
それではまず、そもそも臍帯血とは何なのか?保管するべきなのか?について、解説していきますね。
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そもそも臍帯血(さいたいけつ)とは?保管するべきなの?
まず最初に、さい帯血って何?というところから改めて見ていきましょう。
厚生労働省HPによると、臍帯血とは
- 臍帯(へその緒)と胎盤に含まれる血液のこと
- 出産時に採取される
ものです。
一般的な病院やクリニックでは、公的臍帯血バンクに寄付&第三者へ提供されるケースが多く、私も一人目を出産した際は他の選択肢を知らず、当然のごとくこの選択肢しかありませんでした。
厚生労働省HPに「公的臍帯血バンク」と「臍帯血プライベートバンク」の違いがわかりやすく図になっていたので、こちらをみてくださいね。
画像引用:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ishoku/saitaiketsu.html
私が臍帯血バンク「ステムセル」で保管することにした理由
その1.自分の子供が重い病気になったときの治療のため
民間の臍帯血バンクを選ぶ方の多くはやはり「我が子が重い病気になった時のため」という決め手につきると思います。
民間さい帯血バンク最大手の「ステムセル研究所」によると、使い道・使える病気としては
- 白血病などの重い血液疾患の治療
- 脳性麻痺
- 自閉症
- 脳損傷
- 小児難聴
など細胞治療での利用可能性が注目されています。
こちらの動画でも詳しく解説されています(動画は2分半の内容)。
最近知ったのですが、息子のクラスに自閉症っぽい子がいるんです。対人関係が難しそうで、いつもお母さんが大変そうな姿を目にします。
これまでは全然気づかなかったのですが、年中くらいになると自分の意見を伝えたり、周りのお友達と遊ぶこととも増えたことで「もしかして」と気づくことになりました。
産んでからすぐじゃわからないですものね。先々の病気に役立つ「備え」って改めて大事だなと感じました。
その2.一人目は公的バンクに提供して後悔たから
私が一人目を出産した際は、田舎へ里帰り出産をしたのですが、その際さい帯血を自分たち家族用に保管できるだなんて選択肢は教えてもらえず、当然のごとく公的バンクへ提供されました。
私が無知なのも悪いですが、選択肢として無かったんですよね。
二人目を出産する際は、自宅付近で無痛分娩をするクリニックでお願いしました。
両親学級は何度にもわたって熱心に開催してくださり、その回の1つで「ステムセル研究所」の方がさい帯血の保管について話してくれました。
その回の中で、この動画を見たんです。
私、涙が出てしまって。
一人目の子は当時2歳で元気に歩けましたが、これから起こる病気の可能性を考えると、もう後悔しかなかったんですよね。
2分弱の動画ですが、お忙しい方は30秒のところから見て頂くと良いです。
その3.兄弟間でも使える可能性が高いから
一人目のさい帯血を保管しなかった後悔はありながらも資料を取り寄せると、救われるようなQ&Aがありました。
兄弟姉妹間でも適合する可能性は、25%!
赤の他人となると数万分の1という確率ですし、当時は池江璃花子選手が白血病になったことを発表したり、友人が脳出血で左半身麻痺になったりというタイミングだったので、この一文で申し込みを決めました。
画像引用:https://www.stemcell.co.jp/faq/treatment/
【体験談レビュー】申し込みから出産時の様子を解説
申し込みはどんな手続をするの?
ステムセル研究所へ資料請求すると、契約書類も同封されるので記載し郵送することで申し込みが完了となります。
一通りの流れとしては
- ステムセル研究所へ資料請求
- 資料に同封されている契約書へ必要事項を記載
- 契約書類を郵送
- 出産
- 保管開始
です。
実際に私が使った契約書類がこちらです。
まずは契約書締結に必要な「返送書類チェックリスト」。チェックリストでもあり、記入方法や記入例が記載されていて丁寧な印象でした。
こちらが契約書の表紙ですね。
契約書の裏面に必要な事項を記載する欄があります。
私は10年保管で申し込みました。
↓この「依頼書(同意書)」というのはクリニックに対するものです。
民間のさい帯血バンクへ対応していない病院・クリニックもあるので、事前に確認しておきましょう!
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↓分割払いも対応しています。こちらは私が出産したタイミングなので、現時点では内容が異なっているかもしれません(画像:2018年11月時点)。
申し込みはいつまで?
実は私、予定日よりも1ヶ月早く出産したんです。
なので申し込み書類もギリギリで笑。クリニックにさい帯血キットの在庫があったのでなんとか採取してもらえました。
私の場合を言うと
- 出産予定日:2018年12月20日
- 実際の出産:2018年11月27日(火曜)
- 微弱陣痛&緊急入院:2018年11月26日(月曜)午前2時
- ステムセル契約書のポスト投函:2018年11月24日(土曜)
と、余裕を持って予定日の1ヶ月前に投函したつもりが、本当ギリギリでした。
出産のタイミングで「さっきステムセルさんから連絡で、今契約書が着いたそうですよ~」と助産師さんから言われたくらい。
なので、その病院にもよるでしょうがステムセルをよく使っているところであれば、出産前までに到着していればOKでした。
出産時はどんな感じだった?
「痛いんじゃないの?」と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、さい帯血の採取に伴う痛みはありませんでした。
二人目出産時は、私が妊娠高血圧症候群だったもので無痛分娩にしめちゃくちゃ楽だったんですよね。
子宮口全開でも夫と「昨日の夕飯は何食べたの?」「親子揃って、親子丼好きだよね~ハハハ」みたいな感じでしゃべれるくらい。
分娩室の外で待機していた実母と義母は「なんか笑ってますけど…」って驚愕だったようです。
で実際、いきんで出産する時は痛いんですがね。無事出産が終わると助産師さんから
「今からさい帯血のキットで採取していきますよ~」と言われ、何の違和感も痛みもなく無事完了しました。
臍帯血すると、へその緒はもらえない?
さい帯血を保管すると、へその緒がもらえないんじゃないかと懸念する方もいらっしゃるかもしれませんが、私の場合は無事もらえました!
【4年歴レビュー】ステムセルで臍帯血保存して感じたメリット・デメリット
メリット1.とにかく安心感がある
もう安心感、これに尽きます。
二人目を妊娠し3歳になるまでで、一番衝撃的だった池江璃花子選手は東京オリンピックで復帰し活躍されました。
非血縁で適合したドナーが見つかる数万分の1と確率は低いようで、ここまでのご活躍は感動ですよね。
もし我が子が重い病気になったら…と考えると、二人目の我が子は適合率100%で、一人目の子は25%。私がもし何かなった場合にも使えます。
さい帯血は現在も研究中の先進医療なので、年が経つにつれ、適用される病気も幅広く実証されるのではないかと感じています。
メリット2.毎年新たな日本での実例がわかる
↓こちらは毎年ステムセル研究所から送られる「バースデイカード」。
直近の2021年11月に受け取ったもので、日本国内での取り組みや上場したことや見学会の案内が記載されていました。2022年の誕生月にも届きましたよ^^
毎年送られる度に小さく「やっぱり良かったな」という満足感を夫と感じています。
メリット3.子供の血液型がわかる
地味に嬉しかったのは、子どもの血液型がわかること。
きちんとした判定には4歳頃が適正とのことですが、産後1ヶ月で判明するのはなんだか嬉しかったです。
デメリット.臍帯血を保管する費用が高い
さい帯血を保管する唯一のデメリットは料金が高いところでしょうね!
私が申し込んだ当時、10年間の保管で26万円程度でした。
保管期間は3タイプあり、1年・10年・20年で選べます。
一番短い1年でも20万円程度はかかりますので、安い買い物ではないですよね。ですのでご家族とよく話し合い、相談し、納得の上契約されることをおすすめします。
私は10年で契約しましたが保管期限前に延長することも可能で、夫と話し合った結果+10年にする予定です。
我が家の場合は最終決定までに2~3ヶ月かかりました。気軽に決められる料金ではありませんので、しっかりご家族を話し合い、契約するもしないも納得の上決定なさってくださいね。
いずれにせよ、検討するにも申し込みするにも資料が必要でしょうから、資料請求からスタートされることをオススメいたします!
特にしつこい勧誘とかはありませんでしたよ。
まとめ
今回は、民間臍帯血バンク「ステムセル」で保管歴4年の私が体験談をガチでレビューしていきました。
これまでをまとめると
- 出産時にしかとれない臍帯血は公的に他社へ提供する方法と、自分の家族用に保管できる民間バンクがある
- 決め手・メリットは子どもが重い病気になった時の備えとして、上の子にも使える可能性があったから
- 申し込みは出産前までで、金額は保存年数によって違う
- 出産の時は臍帯血に伴う痛みはなく、へその緒ももらえた
- 高い買い物なので、まずは資料請求をして検討・相談して納得することが大事
です。
一生に一度しかとれない「さい帯血」。
民間さい帯血バンクを利用する・しないも、しっかり相談&納得の上、ご出産に臨まれることをおすすめします!
母子ともに無事な出産となりますように!
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